相模原伝統の味 麻溝ごぼう
麻溝ごぼうは、相模原市麻溝地区で昭和20年代から長年作られているごぼうです。相模原市内でも麻溝地区は、比較的、火山灰土の厚い黒ボク土に被われており、これが柔らかく香りの高いごぼうを生み出すとされています。
戦後、最盛期を極めたごぼう栽培
麻溝ごぼうの歴史は、戦後間もない頃から、サツマイモを貯蔵する穴を利用して、栽培したのが始まりとされています。最盛期には麻溝地区を中心に400戸の農家が約70ヘクタールの土地で生産をし、「ごぼう音頭」が作られるほどでした。しかし、生産の手間や後継者不足の問題から、現在では数えるほどの農家しか生産していません。
「秋冬とり」の麻溝ごぼう
ごぼうは「夏とり」と「秋冬とり」のものがあります。麻溝ごぼうは秋冬とりのものになります。
麻溝ごぼうの収穫は11月から
11月から収穫のシーズンになります。
収穫するときは根を傷めないように、ごぼうの根の側面を深く掘り起こして丁寧に引き抜きます。