2月を代表する行事と言えば、やっぱり「節分」ではないでしょうか。
その節分に欠かせないのが「炒り豆(大豆)」ですよね!
そんな令和5年2月3日「節分」に、さがみはらアンテナショップsagamixにおいて
第58回相模原市農業まつり農畜産物共進会「津久井在来大豆の部」が開催されました。
腕に覚えのある8名の津久井在来大豆生産者から出品があり、厳正なる審査の結果、次の3名が入賞されました。
優秀賞 今井 久一様
優良賞 内藤 光夫様
優良賞 山口 耕一様
さて、津久井在来大豆についてご存じない方もいらっしゃると思いますので少しご紹介します。
津久井在来大豆は大粒で全糖が多く、強い甘みと深いコクがあるのが特徴です。
このような良質な大豆の特徴を活かし、煮豆や炒り豆にすることで、「大豆本来の味」をお楽しみいただけます。
また、納豆や味噌、きなこに豆腐など、様々な加工品も「美味しい」と評判です。
津久井在来大豆は、古くから「相模湖町千木良(現在の緑区千木良)」地域で栽培されていました。
一時期は輸入大豆の台頭により栽培面積が減りましたが、平成10年以降、遺伝子組み換えへの関心や郷土食回帰の観点から、国産大豆が再び脚光を浴びはじめ、平成12年に津久井地域農業経営士会が「津久井在来大豆を守ろう」と立ち上がり、市民参加の大豆栽培体験などの活動を通じて、広く県内へ普及されることとなりました。
しかしながら、今でも生産量は決して多くなく、「幻の大豆」とも言われています。
平成20年度に「かながわブランド」に認定され、平成24年度には、JA津久井郡(現在のJA神奈川つくい)が中心となり、JAあつぎ、JAはだの、JA湘南、JAさがみとロゴマークを商標として共同出願し、平成25年5月24日付商標権設定登録されました。
津久井在来大豆やその加工品は、JA神奈川つくい農産物直売所あぐりんずつくいや一部スーパーマーケットなどでも販売されています。
相模原市の「ふるさと納税」の返礼品としても人気となっています。
さがみはらの節分には大粒の津久井在来大豆で鬼を追い出し、福を招いてみてはいかがでしょうか。