春めいてきて、上着のいらない季節になってきましたね。
今日は、日頃あまり語られることのない「市内生産者のみなさんの陰ながらの努力」について、ご紹介したいと思います。
3月のある日、いちご生産者で構成される相模原市園芸連絡協議会いちご部会、通称「さがみはらいちご倶楽部」のみなさんが集まり、定期圃場巡回が行われました。
この日は「いちご狩り農園の運営手法」をテーマに行われました。
各生産者は、サービス内容や接遇の向上、効率的な管理・運営方法など自らの農園の“こだわり”を惜しげもなく情報交換していました。
このような成果が実り、市内のいちご狩りは今シーズンも大人気です。
一部農園では予約が取りづらい状況もあるようです。
市内をはじめ、横浜、川崎、都内多摩地区などからのご来園が多いとのこと。
「遠くへ行かなくても美味しいいちごが食べられる。」
「帰りに渋滞の心配がないので安心して楽しめる。」
など、生産者のみなさんの確かな“腕”による食味の良さに加え、アクセスの良さも大変評判となっております。
今シーズン、市内でいちご狩りがたのしめる期間もあとわずかとなりました。
本稿をご覧のみなさまも、食べそびれのないよう、ご予約の上お楽しみください。
時は変わり、こちらは市内果樹生産者のみなさまで構成される相模原市果実組合の「放談会~これからのさがみはらの果樹振興~」の様子です。
当日は、市内でぶどう、梨、柿、ブルーベリー、キウイフルーツを栽培する生産者のみなさまや、市内農協職員、県・市の農業行政職員が一堂に会し、自由かつ奔放に意見交換が行われました。
新規就農者への支援や後継者課題への対応、市内果樹生産物の高品質化やブランド化、作業の省力化の考え方など「これからのさがみはらの果樹振興」に繋がる活発な発言がありました。
また、生産者同士が「協力して新たな加工品の研究に取り組もう」という前向きな発言もあり、大変有意義な意見交換の場となりました。
このように、市内で採れる美味しい生産物は、生産者のみなさんのたゆまぬ努力の成果と言えます。