だんだんと春の足音が近づいてきましたね。
相模原市でも咲き始めの早い桜が、ちらほら綺麗な花を咲かせています。
今回は、令和5年10月~令和6年1月頃まで順次開催された「市内保育園での食育事業の様子」をお届けします。
食育事業とは、市内で農業をしている方や、農協の職員の方が採れたての野菜を持って保育園に出向き、「お野菜の先生」となって子供たちに市内で採れた野菜の講話をする事業です。
プログラムは大体このようになっていて、先生の紹介をした後、持ってきた野菜を紹介する流れになっています。
この保育士さん手作りプログラム、とっても可愛いですよね。
1月のある日の保育園での様子です。
「お野菜の先生」が、何やら木の枝のようなものを持っていますね。
実はこれ、アスパラガスなのです。育ったアスパラガスを収穫せずにずっと伸ばしていると、木の枝のように成長するのだとか。あの緑色の美味しいアスパラガスからは想像できない見た目に、子供たちは目を丸くしていました。
この時は、アスパラガスの他にもキャベツや白菜、大根、にんじん等、15種類ものお野菜を持ってきてくれていました。
たくさんの野菜を前に子供たちは大興奮で、真剣にお話を聞いていました。
保育士さんによると、「お野菜の先生」が来た後は、子供たちが野菜に愛着を持って、保育園での給食もよく食べるようになるのだとか。
別の保育園では、事業実施の数日後に、こんな活動が行われていました。
皆さま、これは何だか分かりますか?
これは、「お野菜スタンプ」といって、野菜をスタンプにして、教材として活用しているものです。
「お野菜の先生」に持ってきてもらった野菜は、給食に使って美味しく食べたり、一定期間保育園に展示したりしているのですが、中には展示している間に食べられない状態になってしまうものもあります。
そんな野菜を大切にするためと、子供たちに野菜への愛着を持ってもらうために、保育士はこのような工夫をしています。
よーく見ると、これはキャベツかな?大根かな?と推測できる形になっています。面白いですね。
春と言えば卒業・卒園のシーズンですね。
今回お話を一生懸命に聞いた子供たちの中には、もうすぐ小学生になる年長さんもいました。
小学生になっても、農家さんの愛情たっぷりの「さがみはらのめぐみ」をたくさん食べて、大きく育ってほしいと願います。